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検査で「異常なし」と言われたその腰痛、実は「仙腸関節」の不調かもしれません

  • 執筆者の写真: こやま整骨院
    こやま整骨院
  • 2021年10月18日
  • 読了時間: 4分

更新日:2 日前

長野市南長池のこやま整骨院、院長の小山です。


「腰というより、お尻の付け根あたりが痛む」

「椅子に座り続けるのが辛く、何度も姿勢を変えてしまう」

「病院でレントゲンやMRIを撮ったが、特に異常はないと言われた」


当院には、このような悩みを抱えた方が数多く来院されます。

整形外科での12年間の臨床経験を通じて私が実感しているのは、「画像診断に写らない腰痛」の中で、この「仙腸関節障害」が占める割合は非常に高いということです。


本記事では、なぜこの痛みが病院で見過ごされやすいのか、そして根本から解決するために必要な「体全体のつながり」について解説します。




1. なぜ「画像診断」では原因が分からないのか


仙腸関節は、背骨の土台である「仙骨」と、骨盤の「腸骨」をつなぐ関節です。 この関節の最大の特徴は、「数ミリ単位のわずかな動き」しか持たないことです。

Murakamiらの研究などでも示されている通り、仙腸関節の痛みは「関節の大きなズレ」ではなく、こうした微細な動きが何らかの理由でスムーズにいかなくなることで発生します。 そのため、静止した状態で撮影するレントゲンやMRIでは、その「動きの質の低下」を捉えることが難しいのです。


当院では、画像の結果だけで判断するのではなく、「どのような動作で、どの場所に痛みが再現されるか」という身体検査(整形外科学的テスト)を最優先に行います。



仙腸関節障害に対する整形外科的テストを行っている様子の画像




2. 骨盤が悲鳴を上げている「背景」を探る:連動性の重要性


仙腸関節そのものが壊れることは稀です。多くの場合、他の関節が本来の役割を果たせていないために、骨盤が「過剰に頑張らされている」ことが痛みの本質です。


  • 股関節の可動域不足:歩行や階段の上り下りの際、股関節が硬いとその衝撃はすべてダイレクトに仙腸関節へ伝わります。

  • 体幹(腹筋群)の機能不全:仙腸関節は、周囲の筋肉による「締め付ける力」によって安定しています。腹圧が弱まると、関節にわずかな「遊び」が生じ、動くたびに摩擦のような痛みを引き起こします。


「骨盤がゆがんでいる」という言葉で片付けるのではなく、「なぜ骨盤に負担が集中しているのか」という運動学的な背景を紐解くことが、再発防止の鍵となります。




更に詳しくご覧になりたい方はこちら





3. こやま整骨院が提供する「根本改善へのロードマップ」


仙腸関節障害に対するリハビリの様子の画像



当院では、痛みのある場所をマッサージするだけのその場しのぎの対応は行いません。


【1.誘発テストによる厳密な判別】

パトリックテストやニュートン徴候といった複数の整形外科学的テストを組み合わせ、痛みの出どころが本当に仙腸関節にあるのかを丁寧に見極めます。

【2.関節の連動性を整えるアプローチ】

腰を安定させるために必要な筋肉の使い方や、股関節の柔軟性を取り戻すための、お一人おひとりの身体特性に合わせた最適な動きをご提案します。

【3.日常生活の動作修正】

仙腸関節に負担をかける座り方や、立ち上がりの癖を修正し、ご自身で痛みをコントロールできる状態を目指します。





当院のカウンセリングや検査の流れはこちら






■まとめ

痛みを気にせず「当たり前の毎日」を過ごせるように



「いつ痛くなるか分からないから、外出するのが不安」

「仕事に集中したいのに、腰の重だるさが気になって仕方ない」


そんな日々は、心身ともに大きなストレスになります。

仙腸関節の不調は、適切な評価を行い、身体全体の連動性を取り戻していけば、決して「一生付き合わなければならない悩み」ではありません。


朝、スッと気持ちよく起き上がれる。 痛みを忘れて、仕事や家事、趣味の時間に没頭できる。 そんな「当たり前の毎日」を一日も早く取り戻していただけるよう、整形外科で培った経験と知識を総動員して、あなたに最適な解決策を提案させていただきます。


「どこへ行っても変わらない」と諦める前に、ぜひ一度お話を聞かせてください。




院長・小山晴樹の想いと経歴はこちら










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参考文献

  1. Murakami, E., et al. (2007). "Effect of periarticular and intraarticular lidocaine injections for sacroiliac joint pain." Journal of Orthopaedic Science.

  2. Vleeming, A., et al. (2012). "The sacroiliac joint: an overview of its anatomy, function and potential clinical implications." Journal of Anatomy.

  3. Szadek, K. M., et al. (2009). "Diagnostic validity of criteria for sacroiliac joint pain: a systematic review." The Journal of Pain.





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