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腰椎椎間板ヘルニアの痛みが「安静」だけで解決しない理由:体全体のつながりから考える再発防止

  • 執筆者の写真: こやま整骨院
    こやま整骨院
  • 2022年5月3日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月24日


長野市南長池のこやま整骨院、院長の小山です。


「病院でヘルニアと診断され、まずは安静にと言われたが、なかなか痛みが引かない」

「手術をするほどではないけれど、仕事や家事、日々の生活でいつ痛みが強くなるか不安」


当院には、こうした切実な思いを抱えた方が多く来院されます。 整形外科での12年間の臨床経験を通じて、私が何よりも強く感じているのは、「画像上のヘルニアの状態」と「実際の痛みの強さ」は必ずしも一致しないということ、そして「ただ休ませるだけ」では、腰に負担をかけ続けている本当の原因は解決しないということです。


本記事では、最新の知見に基づき、ヘルニアと向き合い、健やかな日常を取り戻すための「身体の機能改善」についてお話しします。





1. MRIの「画像」だけで一喜一憂する必要はありません


意外に思われるかもしれませんが、実は大きな研究データ(Jensenら, 1994)によって、「腰に全く痛みがない健康な人でも、検査をすると約3割にヘルニアが見つかる」という事実が明らかになっています。

つまり、画像でヘルニアが写っているからといって、それが今の痛みのすべてではない可能性が高いのです。大切なのは「骨がどうなっているか」以上に、「なぜその場所に、ヘルニアを招くほどの過剰な負担がかかり続けているのか」という背景に目を向けることです。



MRI検査をしている様子の画像



2. 腰への負担を増大させる「隠れた要因」:関節の連動性を見直す


腰の骨(腰椎)は、本来それほど大きく動くための構造をしていません。むしろ「安定させること」が主な役割です。しかし、その上下にある「背中の骨(胸椎)」や「股関節」が硬くなっていると、本来の動きを腰が肩代わりしなければならなくなります。


  • 股関節の硬さ:歩くときや、椅子から立ち上がるとき、股関節が動かない分を腰が反ることで補おうとします。

  • 背中の丸まり(猫背):背中がガチガチに固まると、クッション役である椎間板に常に不自然な圧力がかかります。


当院では、腰そのものだけを見るのではなく、こうした「他の関節の動きの悪さ」が腰に負担を強いている運動連鎖の乱れを詳しく分析していきます。



更に詳しくご覧になりたい方はこちら




3. 「動かしながら整える」こやま整骨院のアプローチ


ヘルニアに対するリハビリ風景の画像


痛みが強い時期に適切な安静は必要ですが、当院ではそこから一歩進んで、早期に「腰に負担をかけない体の使い方」を身につけていただくことを重視しています。


【1.医学的根拠に基づく身体評価と再現性の確認】

整形外科学的テストを用いて、神経の過敏さや、どの動きで痛みが変化するかを詳しく確認します。画像診断だけでは見えてこない、動作の中での痛みの原因を浮き彫りにします。

【2.動作の再教育】

腰を安定させるための「お腹の力(腹圧)」の使い方や、股関節をスムーズに連動させるコツを、お一人おひとりのペースに合わせて丁寧にお伝えします。

【3.生活スタイルに合わせた調整】

お仕事や日々の習慣の中で、再発を未然に防ぐためのセルフケアを一緒に組み立てていきます。




当院のカウンセリングや検査の流れはこちらから





■結論

 痛みに振り回されない「当たり前の毎日」を取り戻すために


「ヘルニアがあるから、重いものは持てない」

「腰が不安だから、外出を控えるしかない」

そんな風に、日々の楽しみや当たり前の生活を諦める必要はありません。


ヘルニアという診断は、決して「一生付き合わなければならない絶望的な障害」ではありません。今のあなたの体にかかっている「無理な負担」を一つずつ取り除き、スムーズに動ける体へと整えていけば、不安なく過ごせる時間は必ず増やせます。


朝起きてから夜眠るまで、何気ない動作をスムーズに行える。 そんな「当たり前の毎日」を自信を持って過ごせるよう、整形外科で培った経験と知識を総動員してサポートさせていただきます。


「この痛みはもう変わらない」と決めつける前に、ぜひ一度お話を聞かせてください。



院長・小山晴樹の想いと経歴はこちら







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参考文献一覧

  1. Jensen, M. C., et al. (1994). "Magnetic resonance imaging of the lumbar spine in people without back pain." New England Journal of Medicine.

  2. McGill, S. M. (2002). "Low Back Disorders: Evidence-Based Prevention and Rehabilitation."

  3. Sahrmann, S. A. (2002). "Diagnosis and Treatment of Movement Impairment Syndromes."






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