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腰椎椎間板ヘルニアにより腰を押さえる男性患者とセラピスト

腰椎椎間板ヘルニア

更新日時:2023/10/23

腰椎椎間板ヘルニアとは?

背骨を構成する椎体(ついたい)と椎体の間には「椎間板」と呼ばれるクッションがあります。

腰椎椎間板ヘルニアとは、その「椎間板」が本来あるところからヘルニア=突出・脱出することで神経を圧迫し、腰痛や下肢の痛み・しびれが生じる疾患です。

腰椎椎間板ヘルニアの有病率は、おおむね1%前後であると考えられています。

​好発年齢は20~40歳代で、性別は男性に多いと報告されています。

腰椎椎間板ヘルニアの病態イメージ

腰椎椎間板ヘルニアの症状

​☑ 脚に放散するしびれや痛み

☑ 腰痛

☑ 体動時の痛みの悪化

☑ くしゃみによる痛みの悪化

☑ 発作的な痛み

​☑ 重度になると排尿や排便の障害がある​

腰椎椎間板ヘルニアの原因

”腰椎椎間板ヘルニアの発生には、日常生活・労働環境、力学的要素、遺伝的要素など非常に多くの因子が複雑に相互に作用し関与”と言われています。

1.年齢による違い

成人と比較して、小児や高齢者では発生頻度が少なく、加齢により発生椎間高位(ヘルニアが生じる背骨の高さ)が上位になることが指摘されています。

2.発症リスク因子

・全身関節弛緩性

・職業(医師、医療従事者、時間の余裕がない労働環境など)

・喫煙

・BMI、全血粘度、脂質代謝異常

3.遺伝的要因

​腰椎椎間板ヘルニアは特に若年性において家族集積性が高いと報告されています。

腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛のイメージ

腰椎椎間板ヘルニアの検査

​1.身体所見

痛みにより前かがみ姿勢が制限されるのが特徴的です。

また、痛みをさけるために側弯姿勢を取ることがあります。

その他、身体所見として以下のようなものを評価します。

・感覚障害

・筋力低下

​・深部腱反射

・下肢伸展挙上テスト(SLRT)

・大腿神経伸展テスト(FNST)

2.画像検査

​・MRI検査

腰椎椎間板ヘルニアの有無のみならず、椎間板ヘルニアの高位や局在および形態の評価が行われます。MRIが実施できない場合には、CT検査などで代替する場合もあります。

尚、レントゲン検査では腰椎椎間板ヘルニアは判定できません。

各種検査を単独で行った場合の診断精度は低く、病歴や身体所見・画像所見を組み合わせた総合的判断を行うことで診断精度が高まることが多くの文献で報告されています。

腰椎椎間板ヘルニアの治療法

【保存療法】

腰椎椎間板ヘルニアは、自然経過によって症状の原因となっている突出・脱出した椎間板の吸収が生じうる疾患であるたり、吸収されるまでの時期として3ヶ月間が目安とされているため、まずは保存的治療が基本となります。

薬物療法(鎮痛薬、筋弛緩薬、抗うつ薬)

硬膜外ブロック注射

リハビリテーション

当院のリハビリテーションでは、腰椎椎間板ヘルニアを生じる結果となった身体の使い方や姿勢・柔軟性・筋力などを丁寧に分析していくことで、お一人お一人の状態に合わせたリハビリテーションを提案致します。

長期間にわたり、坐骨神経痛を感じておられるような方は腰の関節や神経の滑走性が悪くなっている場合がありますので、関節や神経の可動性を高めるようなアプローチも合わせて行います。

腰痛や下肢のしびれ症状が強く患部の安静が必要な場合には、コルセットなどで腰を安定させることが有効な場合があります。

【手術治療】

手術に至る割合は​症状の重症度や脱出形態により異なるとされています。

過去の調査からは、一定期間保存的治療を受けた患者の中で約20~50%程度が手術に至るとされています。

手術適応と判断した場合には、当院から紹介実績のある整形外科専門医へご紹介させて頂きます。

化学的髄核融解術(ヘルニコア投与)

ヘルニコア(コンドリアーゼ)は、椎間板内に直接注入することにより、髄核の主な成分であるプロテオグリカンを構成するグリコサミノグリカン(主にコンドロイチン硫酸)を特異的に分解しプロテオグリカンの保水能を低下させます。その結果、椎間板内圧が低下しヘルニアによる神経根圧迫が軽減され、臨床症状(下肢痛・腰痛など)が改善すると考えられています。

その他の手術治療と比較して、施術が部分麻酔で済むため負担が少なく、入院期間が短いのが利点です。

注意点として、この治療が適応になるのには下記のような条件があります。

◯保存療法で十分な改善が得られない後縦靱帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニア

◯投与経験のない患者のみ

※ヘルニコアについて詳しくはこちら科研製薬株式会社 ヘルニコア

椎間板摘出術

ヘルニアに加えて一部椎間板も摘出する術式を椎間板摘出術と言います。

現在では、内視鏡を用いた術式が主流となって行われています。

ヘルニア摘出術

​ヘルニアとなっている変性髄核のみを摘出する術式をヘルニア摘出術と言います。

腰椎椎間板ヘルニアに対する施術イメージ

よくあるご質問

・整骨院でレントゲンやMRI検査は可能ですか?

レントゲンやMRI検査は病院または診療所(クリニック)のみ可能です。

当院に受診された方で精査が必要と判断した場合には、整形外科をご紹介させて頂きます。

・こやま整骨院で腰椎椎間板ヘルニアの施術は可能ですか?

可能です。

当院では医学的根拠に基づいて評価を行い、オーダーメイドの施術をご案内させて頂きます。

​当院で施術を受けられた患者さんのお声はこちらから。 

​・どれくらいの通院期間が必要ですか?

約3ヶ月程度を要することが多いです。

腰椎椎間板ヘルニアの場合には、ヘルニア塊が吸収されるのに約3ヶ月程度要するとされています。また、身体機能回復のためには上記期間が必要になります。

​・施術費用はどれくらいかかりますか?

初めての方向けに初回体験を実施しております。詳しくはこちらから。

​2回目以降に関しては、初回の施術内容に応じてご案内させて頂いております。

CONTACT

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腰椎椎間板ヘルニアとは?
症状 腰椎椎間板ヘルニア
原因 腰椎椎間板ヘルニア
治療法 腰椎椎間板ヘルニア
検査 腰椎椎間板ヘルニア
長野市こやま整骨院院長 小山の写真

執筆者 小山 晴樹

こやま整骨院・整体院 院長 (長野市南長池761-5)

柔道整復師免許を取得後、長野県長野市内のスポーツ整形外科にて診療補助・リハビリテーション業務に従事。オリンピック選手やプロ野球・プロサッカー選手などのリハビリテーションにも携わる。また、施設管理主任・部長として、施設運営のみならず講演会や研修会を企画運営した。

現在は、長野市南長池にて「こやま整骨院・整体院」の院長として臨床に携わる。

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