今回の記事では「前十字靭帯損傷」について書いていきます。
まずはじめに、前十字靭帯とは膝の靭帯です。
膝の靭帯で大きなものとしてその他に、膝関節内側側副靱帯、膝関節外側側副靭帯、膝関節後十字靭帯があります。
それぞれの靭帯が協調して働くことで膝の安定的な動きを可能としているのですが、靭帯が損傷することで膝が不安定な状態となり”膝が抜ける感じ”や”痛み”が生じます。
不安定感が強い人の場合にはスポーツ動作に限らず日常生活の歩行時や立ち上がり動作でも症状が出ることもあります。
どのような時に前十字靭帯損傷が起こるかというと、主にスポーツによるケガで起こります。
急激なストップ動作や方向転換、ジャンプ着地などの動作で発症することが多く、その他のプレイヤーと接触する際に膝が内側に入るようにして捻ることでも発症します。
前十字靭帯損傷が多いスポーツとしてはバスケットボールやサッカー、バレーボール、ラグビー、アメフト、スキー競技などがあります。
前十字靭帯損傷が起きやすい人の特徴として、10歳代後半から20歳代での受傷が多く、男性よりも女性のほうが2~3倍多いと言われています。
診断には、整形外科で行われる単純レントゲン検査やMRI検査、徒手検査によって行われます。
MRI検査では靭帯の損傷だけではなく、半月板や軟骨・骨挫傷と言った前十字靭帯損傷に伴い発生しやすい病気も合わせて評価が行われます。
では、前十字靭帯損傷が起きた場合にはどのような治療が行われるのでしょうか?
基本的には”手術治療”が望まれます。
なぜかと言いますと、前十字靭帯損傷が起こった場合にはスポーツ活動のみならず日常生活にも支障をきたすことが多く、そのような場合を放置していると膝の半月板損傷が発生多いためです。
また、手術することで靭帯は再建されるため構造的には膝の安定性が回復します。
しかし、その再建した靭帯も術直後には一旦張力が弱くなります。その後、時間をかけて構造的な強さが生まれてきます。
そして、術後には構造的な安定性だけではなく柔軟性や筋力、動きの改善が必要になります。そういった理由から手術したから終わりというものではなく、手術+術後リハビリが重要であり、スポーツ復帰ができるまでに半年~1年程度の長期の治療が必要です。
手術というとても大きな処置に加えて、治療期間が長期になることから治療をうける本人に大きなストレスがかかります。そのため、途中で治療に対するモチベーションが低下してしまうことも少なくありません。
そのため、患者本人、そしてその家族、治療スタッフと協力し合いながら治療を進めていけると良いですね!
前十字靭帯損傷でお困りの方は是非信頼のおける医療従事者にご相談頂くとよいと思います。
こちらのブログでは、さらに前十字靭帯損傷について記載していきますので、もし宜しければご覧ください
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